子供が生まれたら絶対に育休を取るべき理由

タイトルにもある通り、パートナーが出産したら絶対に育休をとりましょう。子供が生まれてから1ヶ月と少しが経ちますが、その期間に起こったことを書いていこうと思います。

思い

育児は各家庭それぞれ違うので、私が体験したことと同じ状況ということはないと思います。
しかし、似たようなことで悩まれている方達の力にほんの少しでも協力できたらと思って、なるべく細かく書いていこうと思います。

「日本ではまだまだ男性の育休取得率が〜」というようなことを耳にします。なので、無理に育休取得しなくても大丈夫なんじゃないか?と思っている人も多いかもしれません。
ところが、実際に育児を経験してみると、育休を取得しないでどうやって育児をしているのか全く想像ができません。というかそんなの無理なんじゃないか?って思っています。
なので、育休取ろうかどうか迷っている人がいたら、必ずとって欲しいです。

そして一番伝えたいことは、絶対に悩みを抱え込まないで欲しいことです。
病院、地域の助産師、家族、友人、社員、頼れる人達を存分に頼ってください。なんなら私が相談に乗ります。一人もしくは二人などで悩みを抱え込まないようにしてください。

※私は医療関係者でもなく、そういった専門知識があるわけでもないので、医学的に間違ったことを書いてしまっていることもあるかもしれません。不安なことや疑問に思うことは必ず病院や助産師さんなどに相談してください。

環境

・妻(専業主婦)私(育休半年取得)と第一子、アパート暮らし 
妻はフリーでデザインの仕事をしていましたが、妊娠がわかってからは、一旦仕事をやめて子育てに専念しました。
子供は第一子で、超安産。体重はギリギリ保育器に入らないくらいでしたが、母子ともに健康そのものでした。入院は5日間、退院間近で黄疸が出ましたが、無事退院できました。
私は、体力には自信あり、割とタフ。弊社では育休を積極的にとっていけるように、代表の佐野さんや社員の皆様に動いていただき、そのおかげで私はたくさん育休を取得することができました。
・両親(お互いの両親が健在)
妻の両親は新幹線に乗らないといけない距離に、私の両親は車で1時間くらいの距離に住んでいます。

基本的には二人で一人の子供を育てています。

退院から生後1週間

新生児は3時間おきに必ずミルクをあげます。まだ昼と夜の区別がつかないので、昼夜関係なく必ず3時間おきに与えます。
3時間の基本サイクルはこんな感じです。

オムツ替え→ミルク→ゲップ出させる→寝かしつけ→哺乳瓶洗う

この間に自分たちの食事、掃除、洗濯、風呂、買い出し
途中に何回かオムツ替え、1日一回の沐浴が入ってきます。

生きているのか不安になる

赤ちゃんは、ミルクを吐いちゃうことが多いです。しかし実際に3000グラムあるかないか、くらいの小さい生まれたての赤ちゃんがミルクを吐くと、肺に入っちゃうんじゃないかとか、寝ているときに喉に詰まっちゃうんじゃないかとか不安になります。
実際、赤ちゃんが寝ている時に、「ごはっっ、」とか「ふがっっっ」とかそんな音がなります。笑
その度に心配で目が覚めて、赤ちゃんが無事息をしていることを確認するというのが、ずっと続きます。

ミルクの量が適正か不安になる

まだこの頃の赤ちゃんは、ミルクの飲み切ることができないことがあります。既定の量飲む前に寝ちゃうのです。母乳は飲みにくかったらしく、与えようとすると物凄い泣いていました。それでも母乳とミルク両方とも飲んでくれたので、足りなさそうだったら母乳、そこから3時間たったらミルクという感じで与えていました。

ミルクをこんなに吐いちゃっているけど、足りているのか、飲みきれない時もあるけど大丈夫なのか、多すぎてお腹がパンパンになっちゃってるんじゃないか?などもうとにかく不安はつきません。

とにかく寝不足

ここまで読んでくださったらなんとなくわかると思いますが、全然寝れません。
私たちは、夜は私がみて、妻は寝る。朝になったら交代という形でやっていました。
これを親一人でやるのは無理だと思いました。

生後2週間から4週間

この頃が一番大変でした。

とても助かったこと、そして大切だと思ったこと

出産した病院が24時間電話で相談を受け付けてくれるところでした。しかも、すごく丁寧に対応してくれて、電話相談をしやすい空気を出してくれていました。
また私の住んでいるところでは、区の助産師さんが電話で相談に乗ってくれたり、家に様子を見にきてくれたりしました。
また、兄の夫婦が子育てをしていることもあり、アドバイスをたくさんもらえました。
本当に大切なことは、絶対に二人だけで乗り切ろうとしないことだと感じました。とにかく相談、周りの頼れる人たちを存分に頼りましょう。LINEで家族に相談するだけで涙が出るほど安心します。

夜泣き 魔の3週間

赤ちゃんは、母親のお腹の中から出てきて、外の世界に出てきたことに3週間くらいして気付くそうです。かわいい、、、、
赤ちゃんが、「あれ?なんか今までの世界と違うな、え?やばくね?」って感じて、めちゃくちゃ不安になるのが魔の3週間。なので爆発するように泣きました。どんだけあやしても泣きます。

モロー反射

新生児にはモロー反射といい、体に急に力が入り、両手を広げてブルブルっと震えることがあります。
検診でこの反応がちゃんとあるか検査することがあるので、新生児には必要な動きのようです。
しかし、これがとても厄介で、かなり強い力が入るため、赤ちゃんがびっくりして目が覚めることが多いです。びっくり+眠い+新しい世界怖い が混じってすごい勢いで泣きます。

背中スイッチ

新生児は、背中が真っ直ぐになると不安になることがあるそうです。
母親のお腹の中にいる時は、背中がまるまった姿勢なのに、外に出てきていきなり硬い布団に寝かされて
「えーーなになに?いつもと違う!」ってなるそうです。

とにかく寝不足

3時間のサイクルに上の三つが加わります。

オムツ替え→ミルク→ゲップ出させる→寝かしつけ→夜泣き→寝かしつけ→哺乳瓶洗う

夜泣き→寝かしつけ は終わらずに、そのまま3時間が経過して、オムツ替え→ミルクということもざらにあります。寝かしつけの時は、恐怖に震えて、泣き叫び暴れる我が子をあやし続けます。
どう考えても、これを一人でやるのは不可能なのがわかってもらえると思います。

育休を取得すべきもう一つの理由

ここまで書くと、大変なことばっかりなのかと思ってしまいますが、もちろんそうではないです。
私は、これを経験したくて育休を取得しました。
結果、本当に育休を取得して良かったと今では思っています。本当に育休取得のために動いてくださった皆様には感謝しております。

数時間単位で赤ちゃんは成長していく

びっくりするのですが、本当に顔とか体型がみるみる変わっていきます。
午前中はこんな顔だったのに夜になるとまた顔が変わってるっていうことが日々起こります。
泣き方、声の出し方もどんどん変わっていきます。力もどんどん強くなっていきます。
まつ毛が急に生えてきたり、へその緒が取れる瞬間があったり、沐浴で泣かなくなったり、ミルクを飲む量が増えていったり、母親に顔が似てきたり、自分に顔が似てきたり、抱っこ紐で一緒に散歩できるようになったり、とんでもない量のウンチを出したり。笑
そういった瞬間に立ち会えるのが最高です。
その時しかできない貴重な経験をすることができます。

笑顔で疲れが吹き飛ぶ

ある夜、赤ちゃんが夜通し泣き続け、やっと朝方に寝た時に一瞬、ニコっと笑顔になりました。
本当にその一瞬で今までの疲れがチャラになります。
今まで、そんなの絶対嘘だよと思ってきましたが、本当に吹き飛ぶんです。
その一瞬に遭遇できるだけでも育休を取る価値があります。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
長文になってしまいましたが、以上が私が1ヶ月と少し経験してきた育児の一部です。
実際もっとたくさんのことが起こります。夫婦で喧嘩もします。笑
そしてこれからもたくさんの素晴らしい経験ができると期待しています。

育児が大変で悩んでいる方、これから育休を取ろうかと迷っている方に少しでも力になれれば幸いです。

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