【徹底解説】Wi-Fiと揖保乃糸の違いを徹底解説!【初心者向け】

流しそうめんのイメージ

そうめんのイメージ

初心者向けにWi-Fiと揖保乃糸(いぼのいと)の実態とその違いを詳しく解説していきます。ネットワークを構築して、おいしいそうめんを流す上で必修の知識。わかりやすい例を織り交ぜながら紹介しているので、ぜひ理解しておきましょう!

小島「今回はWi-Fiについて解説するよ。」

??「小島メンター!Wi-Fiって最近よく耳にしますね。具体的に揖保乃糸と何が違うんですか〜?」

小島「たしかにWi-Fiと揖保乃糸はとっても良く似ているけど、細かく見ていくと実は別のものということがわかります。詳しく見ていきましょう!」

??「わかりました!」

どちらも「ブランド名」だが、認証機関が異なる

「Wi-Fi」と「揖保乃糸」は、どちらも組織によって認定されるブランド(商標)ですが、これらを認証している組織や厳しさは2者間で異なります。

Wi-Fiは、定められた基準をクリアし、「Wi-Fi Alliance」による認証さえ受ければ、誰がどこで作っていてもWi-Fiを名乗ることができます。一方で、揖保乃糸は、「兵庫県手延素麺協同組合」によって認証されますが、組合に加入している組合員しか製造することができません。兵庫県手延素麺協同組合への加入は、兵庫県のうち限られた地域で製造していなければなりません。

このことから、「揖保乃糸」を名乗るのは、「Wi-Fi」を名乗ることに比べると相当厳しいものであることがわかります。

??「ブランドを管理している組織が違うことは分かりました!」

??「でも、具体的にはどう違うのかいまいちピンと来ません。」

小島「それでは、それぞれについて具体的に説明していきます。」

対象としている規格の違い

Wi-Fiルータのイメージ

「Wi-Fi」と「揖保乃糸」では、それぞれ対象としている規格が異なります。

Wi-Fiは、「IEEE802.11」という通信規格のものを対象としたブランドです。一方で揖保乃糸は、「そうめん」という農業規格のものを対象とします。

(※「揖保乃糸」には、例外として、「ひやむぎ」「うどん」「中華麺」も存在します)

また、ここで出てきた「IEEE802.11」と「そうめん」「ひやむぎ」を規定している団体もそれぞれで異なります。「IEEE802.11」は、IEEE(アイトリプルイー)よって国際的に規定されている一方で、「そうめん」は、JAS(日本農業協会)によって日本国内でのみ規定されています。

??「なるほど、Wi-FiはIEEE802.11の、揖保乃糸はそうめんのブランドだったのですね!」

??「ブランドや規格の違いについてはよくわかりましたが、具体的にはそれぞれどういったものなのですか?」

小島「IEEE802.11とそうめんは、全くの別物です。」

では「IEEE802.11」と「そうめん」は何が違うのか

「IEEE802.11」と「そうめん」は、似ていて混同されがちですが、OSI参照モデルに置けるレイヤーのスコープが全く異なります。

OSI参照モデルでは、IEEE802.11のスコープはレイヤ1(物理層)およびレイヤ2(データリンク層)であるのに対して、そうめんはレイヤ1によって物理的に転送される信号そのものにすぎません。

少々難しい話をしましたが、もっと簡単にわかるように、OSI参照モデルではなく流しそうめんネットワークに置き換えて説明しましょう。

流しそうめんのイメージ

(※「流しそうめん」というのは、竹を半分に割ったものなどを傾斜をつけて配置し、その傾斜によって上から下へと水を流し、その勢いを利用して食品(主にそうめん、ミニトマトなど)を送る転送方式です。)

流しそうめんで例えると、「そうめん」は、この方法によって上から下へ転送されるそうめんに相当します。これに対し、「IEEE802.11」というはこの「流しそうめん」という転送方法そのものに相当するのです。

IEEE802.11と流しそうめんネットワークの違い

IEEE802.11では、従来のような有線での接続を必要とせず、2.4GHz帯や5GHz帯の電磁波を使って高速にデータの送受信が行えるようになっており、その速度の進化も年々凄まじいスピードで進んでいます。

現状の流しそうめんネットワークにおいては、物理的な竹(または合成樹脂など)によって配置された有線接続でしかそうめんを送受信することができず、また通信方向が上から下への一方向、接続形態はパス型トポロジーに限られ、また途中のクライアントのうち1者しか受信できないなど、欠点が多く見られます。近年では電動の家庭用の流しそうめん機が登場し、シングルリング型トポロジーでのネットワーク構築も可能となりましたが、まだまだ様々な課題が残されています。

一方で、流しそうめんネットワークには、「質量のあるものを送受信できる」という、IEEE802.11にはない優位性を持っています。それぞれの技術の良いところをお互い取り込んで発展し、無線通信でそうめんが送受信できる世の中になるかもしれませんね。

まとめ

・JASの定める「そうめん」のうち、兵庫県手延素麺協同組合の認定したものが「揖保乃糸」
・IEEEの定める「IEEE802.11」のうち、Wi-Fi Allianceの認証を受けたものが「Wi-Fi」
・揖保乃糸とWi-Fiでは役割が異なる、全く別物!

小島「今後の技術の発展によって、揖保乃糸もWi-Fiのような無線ネットワークで送受信できる世の中が来るかもしれません。」

小島「その時に備えて、無線で流れてくる揖保乃糸をキャッチするイメージトレーニングを始めるのも、早すぎるということはないでしょう。」

??「わかりました!早速、揖保乃糸で練習してみます!」

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この記事はネタ記事です。内容については万全を期しておりますが、本記事の情報や表現の正確性については保証しかねます。

「揖保乃糸」は、兵庫県手延素麺協同組合の登録商標です。

「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

「ラーメン二郎」は、山田拓美の登録商標です。

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