【4月1日のお知らせ】社名変更、業務内容の変更につきまして

-我々取材班は、株式会社ジャスミンシステムの記者会見会場に"たまたま"居合わせていた。

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-登壇したのは、ジャスミンシステムCEOの佐野氏であった。

sano

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お忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。
代表の佐野です。本日はよろしくお願い致します。

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この度、我が株式会社ジャスミンシステムは、既存のIT事業からの方向転換が決定し、
それに伴い社名も変更となりますことをご報告させていただきます。

zawa

kisha
(こ、これは特ダネだ…!!)

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まず社名を、「ジャスミンシステム」改め…

zawa

zawa

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クレヨンしんちゃん」とします。

kisha
な、なぜクレヨンしんちゃんなんでしょうか!?業務内容と何か関係が!?
このような社名…社員の総意なのでしょうか!?

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質問はお一人につき一つずつお願いします。

kisha
(な、なんて冷静なんだ…この冷静さ、CEOとしての器量を感じる…
きっと普段から物事を多角的に見ているに違いない…。
おでこをあんなに広くしてまで悩みぬいた末の決断ということか…)

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似ていませんか?「ジャスミンシステム」と「クレヨンしんちゃん」

kisha
た、確かに…語感は似ているような…!?

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業務内容と関係あるのか、という部分に関してはこれから説明します。
今の時代、人々に足りていないものは何でしょうか。

kisha
(分からない…この人に足りていないのが髪の毛であることしか…。
"人々に足りないもの"とは…ITだけに留まらず、もっとグローバルな事業を打ち出すのか…?)

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それに対し弊社が出した回答が「クレヨンしんちゃん」なのです。
クレヨンしんちゃんこそが現代人に必要なもの…。
今後、弊社はクレヨンしんちゃんの素晴らしさを発信し人々の生活を豊かにすることをお約束しましょう。

kisha
(そんなことをしても自分の頭皮は豊かにならないというのに…!?
なんという…なんという自己を顧みない奉仕の精神っ…)

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また、本事業成就のための柱となるべく、私は「CEO」を退任し、
新たな役職「CCO(最高クレしん責任者)」に就任します。

kisha
(強し強し強し強し強し強し強し強し強し強し強し強し強し!!
この方治、とんだ考え違いをしていた!!十年待たずとも国盗りはCCO様一人いれば不可能ではない!!)

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本日は手始めとして、ここにお集まりの皆さんへクレヨンしんちゃんの魅力をお伝えしたいと思います。
とは言え放送開始から30年近くの歴史を持つクレしんです。
とてもこの場で語りつくせるものではありません。
よって今回は手軽に見れる、映画クレヨンしんちゃんの見所をご説明しましょう。
現在、各動画サービスやレンタルで視聴いただける、準最新作までを順にご紹介します。

kisha
(なるほど、映画であればコンパクトにクレしんの歴史を追いかけることができるし、
見る側としても1本1本が独立した映画であれば気が楽だ…。
伊達に生え際がコンパクトになってきて、毛の1本1本を大事にしている訳ではないということか)

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1:アクション仮面VSハイグレ魔王

嵐を呼ぶ園児、銀幕デビュー

<ざっくりどんな話?>

町中ハイグレ人間に!?早く来てくれアクション仮面!!
ハイグレ魔王に力の源、"アクションストーン"を奪われたアクション仮面をお助けする
"アクション戦士"に選ばれたのは我らが野原しんのすけ!!

<見どころ>

記念すべき第一作目。
今のクレしんとはまた少し違った"あの頃のしんちゃん"を十二分に楽しめる作品。
注目すべきは導入パートにたっぷり時間を使っているところ。
テレビ放送の日常感と劇場版の特別感、どちらもバランスよく楽しめる。
近年の家族愛で涙腺を抉ってくるクレしんもまた素晴らしいが、
"クレヨンしんちゃんってこうだったよね"を強く感じることのできる一本。
そしてアクション仮面がかっこいい!
後述の第23作まで20年以上も歴代興行収入トップに君臨し続けた、
名実ともに"原点にして頂点"と呼べる作品であった。

2:ブリブリ王国の秘宝

-クレしん版"インディ・ジョーンズ"

<ざっくりどんな話?>

しんのすけが福引で当てたのは、遠い南の島"ブリブリ王国"への旅行招待券。
楽しい海外旅行の筈が、謎の組織の襲撃にあい、王国に伝わる秘宝を巡る大事件へと巻き込まれる野原家。
お宝のカギは何と、2人のしんのすけ。

<見どころ>

上記の通り、原作者臼井義人の"インディ・ジョーンズがやりたい"というアイデアから生まれた本作。
前作のかすかべ(日本)から舞台はガラリと変わり、非日常感が増しスケールも壮大に。
そのため今では恒例となったかすかべ防衛隊の活躍やかすかべ住民の登場は今作では鳴りを潜めているのだが、
その分映画オリジナルキャラクターの活躍は前作より強調されている。
怒涛の展開に振り回される野原家に、いつものギャグもしっかり添えられつつ、
劇場版ならではのかっこいいアクションシーンも盛り込まれた見ごたえのある一本。
毎回恒例となったOPのかわいらしいクレイアニメが導入されたのはこの作品から。

3:雲黒斎の野望

-時代劇×SFのよくばりセット

<ざっくりどんな話?>

ある日突然シロが喋りだし、驚愕のひろしとみさえ(と、動じないしんのすけ)。
シロの身体を通して野原家に助けを求めるタイムパトロール隊員と共に戦国時代にタイムスリップ。
そこで出会った少年剣士"吹雪丸"と共に雲黒斎を倒し、戦国時代の、そして現代の平和を取り戻すことができるか。

<見どころ>

"タイムスリップもの"というだけで面白さは約束されているようなもの。
それをクレしんなんかと合わせた日にはもはやチーズカツカレー。
クレしんスタッフ、こと時代劇においては格別の拘りがあるようで一つ一つの描写がまあ~綺麗。
味方キャラクターの吹雪丸の魅力が存分に引き出されている。
(脚本を担当した原恵一氏もかなり入れ込んでいたとのこと)
吹雪丸主体のチャンバラシーンは勿論のこと、野原家の大活躍も痛快。
単なる時代物に留まらず、SF要素や劇場版では初めてとなるカンタムロボの登場など
一粒で2度3度も美味しい作品。

4:ヘンダーランドの大冒険

-近頃、なんか、ヘンダー!

<ざっくりどんな話?>

新規オープンの遊園地"群馬ヘンダーランド"は
地球侵略のために魔法世界からやってきたオカマ魔女のアジトだった。
魔法の力を手に入れたしんのすけが地球のピンチに立ち上がる。

<見どころ>

クレヨンしんちゃん映画ランキングを議論するとき、必ずトップ争いに躍り出る傑作。
これを見ずに映画クレしんは語れない。
ホラーチックな演出あり、ゲストキャラクターとの友情や
しんのすけがひろしとみさえを助けるために勇気を振り絞る姿など、
映画クレしんのお約束要素がここで固まったような感じ。
なのに最後は胃もたれするくらいのギャグオンパレードで締めくくる、文字通りテーマパークな作品。
オカマ魔女はクレしん映画の敵キャラ部門で言えば最も魅力的と断言してしまっていいだろう。
珠玉のラストバトルは一度見たら絶対に忘れられない。

5:暗黒タマタマ大追跡

-兄と妹、オカマとホステス

<ざっくりどんな話?>

古の魔人"ジャーク"の力を利用し、世界を支配しようと企む"珠黄泉(たまよみ)族"と
それを阻止しようとする"珠由良(たまゆら)族"。
しんのすけの妹、ひまわりがとある"タマ"を飲み込んでしまったことから、
野原一家が世界の命運を握る両方一族の争いへと巻き込まれていく。

<見どころ>

野原ひまわり、記念すべき初登場作品。
ひまわりが生まれたばかり=お兄ちゃんになったばかりのしんちゃん。
今でこそ良きお兄ちゃんだが、当時はひろしやみさえがひまわりに夢中になるあまり
拗ねてしまうという描写がTVシリーズでもよく見られていた。
そんなしんちゃんに"兄としての自覚"が芽生える貴重な貴重な作品であり
絶対に見てほしい一本。前作ヘンダーランドと並び、初期の二大傑作と称される。
敵、味方問わずゲストキャラクターがとにかく魅力的で、アクションシーンや逃走劇などの息をのむ攻防あり、
面白おかしくて息がつまるようなギャグシーンあり、とにかく息つく暇がない。
文字通り"珠玉"の一作。

6:電撃!ブタのヒヅメ大作戦

-救いのヒーロー、ぶりぶりざえもん参上

<ざっくりどんな話?>

悪の秘密組織、"ブタのヒヅメ"に誘拐されてしまったしんのすけ達かすかべ防衛隊。
しんのすけ奪還のため、正義の秘密組織"SML"のエージェントと共に出立する野原家。
果たしてしんのすけと再会することはできるのか。
世界の命運を握っているのは何と、ぶりぶりざえもん。

<見どころ>

前作までと比較し場面のシリアスさやアクションのハードさが強調され、
カッコよさに特化してきた印象。木曜洋画劇場を見ているような感覚で
クレしんという子供向けアニメの舞台なれど、映画好きが喜びそうなツボも刺激してくる。
しんのすけと家族が分断され両視点から展開するストーリーには、
上記の特色は勿論、爆笑必至のギャグシーンも贅沢に使われている。
今では恒例となっている要素として、子供たちかすかべ防衛隊が纏まって行動していたり
"泣けるシーン"を大々的に挿入したのは本作品が初めて。
時代の流れか、以降オカマキャラが出演しなくなるので少し寂しくなる。
(オネエっぽい言動のキャラが居たりなどはするが、明確に"オカマ"という単語は使われない)

7:爆発!温泉わくわく大決戦

-シン・ゴジラ?いや、しん・ゴジラ

<ざっくりどんな話?>

巨大怪獣の出現と、"温泉Gメン"を名乗る怪しい集団に連れ去られてしまう野原家。
悪の風呂嫌い集団、"YUZAME"に対抗し得る伝説の温泉"金の魂の湯"は
野原家の地下に沸いていた。

<見どころ>

ヒロインが田村ゆかりです。とても可愛いです。以上。

以上というのは嘘です。
怪獣映画好きへのサービス精神に溢れる内容となっており、
シン・ゴジラを見た後温泉わくわくを見ると思わずニッコリしてしまうようなシーンも。
クレしん映画にしては珍しく、なんと自衛隊も出てくる。
興行収入的にはワーストの作品だが決して面白くないわけではなく、独自色が強いというべきだろうか。
あとヒロインが田村ゆかりです。マジで。

8:嵐を呼ぶジャングル

-がんばれ、アクション仮面!!!

<ざっくりどんな話?>

アクション仮面の新作映画公開を記念する豪華客船ツアーに参加したしんのすけ達だったが
突如、謎の猿達の乱入により大人達が攫われてしまう。
大人達をお助けするため、ジャングルへと向かうカスカベ防衛隊を待ち受けていたのは…

<見どころ>

"嵐を呼ぶ"シリーズはここから始まった。
ハイグレ魔王以来のアクション仮面にクローズアップした作品、というだけでなく
取り残された子供たちだけでの冒険、手に汗握るバトルシーンと魅力的な悪役、
忘れてはいけないおバカなギャグシーンとそれら全てを引っ張っていくしんのすけ、まさに"嵐"のような一本。
前年の"温泉"で興行収入が落ち込んでいたところ、本作の大ヒットで巻き返したことから
ゲン担ぎのため以降"嵐を呼ぶ"がタイトルにつけられるようになったとか。
しんのすけとアクション仮面のカッコよさでは随一。

9:嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

-シリーズトップの人気を誇る、大人もハマるクレしん映画

<ざっくりどんな話?>

大人が昔を懐かしむテーマパーク"20世紀博"に夢中になり、幼児退行していくひろしやみさえ、春日部市民たち。
ある日、大人達が忽然と姿を消してしまう。
子供たちは"過去"に囚われたオトナを救い、"未来"を取り戻せるのか。

<見どころ>

放送開始から長きにわたりしんのすけ役を務めた矢島晶子をして"一番好きな作品"、
本作含む多数のクレしん映画で監督を務めた原恵一をして"やりたい放題"と言わしめ、
クレしん映画の歴史を塗り替えることとなった、最も有名なクレしん映画作品。
どうしても感動シーンがフィーチャーされることが多いが、
ギャグ、恐怖、アクション、全てにおいて非常に高い水準で纏まっており、一分の隙も無い。
ひろしを助けるシーンとクライマックスのしんのすけはあまりにも有名。
もう一度言うがクレしん映画の歴史を塗り替えた超大作。

10:嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

-問題作にして大傑作

<ざっくりどんな話?>

夢で見た時代劇風の綺麗なおねいさんに思いを馳せるしんのすけだったが、
突如、戦国時代にタイムスリップしてしまう。
そこでは合戦の真っ最中。偶然から井尻又兵衛由俊という一人の侍の命を救ったことをきっかけに
夢に見たおねいさん本人、廉姫と出会うのだった。

<見どころ>

オトナ帝国と並ぶ感動作二大巨頭。
"問題作"と述べたが面白くないわけではない。むしろその逆である。
"クレしんじゃなくてもいいのでは"と斜め上から見られることもままあるが、
むしろクレしんという前振りを使って、クレしん映画でできることの限界を超えたと作品と評すべきだろう。
構成から結末まで、いつものクレしんとはかけ離れた分、強く印象に残る作品足りえたのだ。
"雲黒斎"でも述べたが、クレしん映画スタッフは時代劇に並々ならぬ気合を入れているようで、
時代考証を徹底し、歴史の資料としての価値も非常に高いんだとか。
その分見る人を飲み込む"世界観"はクレしん映画随一。

11:嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

-おバカ盛り合わせ、野原一家ファイヤー!

<ざっくりどんな話?>

貧相な食卓に怒り爆発のひろしやしんのすけだったが、みさえに節約の末に購入した高級焼肉を見せられる。
一転して大喜びの野原家に、怪しげな男が助けを求め転がり込んでくるのだった。
その後、どういうわけか指名手配されてしまった野原一家。
その陰に"スウィートボーイズ"の陰謀が関わっていることを知り、彼らの追跡を逃れながら熱海を目指す。
野原家は無事に帰って焼肉にありつけるのか。

<見どころ>

前2作の感動路線から大きく舵を切り、終始おバカに特化したジェットコースタームービーとなった。
ギャグシーンの数はシリーズでダントツトップ(調べてないけどそうだろ、そうでないとおかしい)
きっかけもおバカだし、逃走劇もおバカだし、敵組織の動機もおバカ。
何も考えずただただ笑いたいときはこれ。とにもかくにもおバカ。
起承転結ぜ~~~~んぶおバカ。おバカの宝石箱。
個人的には川口(ひろしの会社の部下)が初登場しているのがミソ。

12:嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

-ありそうでなかった、クレしん西部劇

<ざっくりどんな話?>

カスカベ防衛隊が見つけた古びた映画館"カスカベ座"で行方不明となってしまった風間くんたちを追って
西部劇の世界"ジャスティスシティ"へ迷い込んだ野原一家。
そこでは日が経つにつれ元の世界の記憶を忘れ、やがて映画の登場人物となってしまうという。
無事ハッピーエンドを迎え、元の世界へ帰ることができるのか。

<見どころ>

前作"ヤキニク"と本作の監督は"ガールズアンド&パンツァー"で有名な水島努。
"たかがクレしん"と舐めてるオタクにはこの現実を突きつけ、クレしんと向き合うきっかけを与えてあげましょう。
過去の時代劇物に負けず劣らずの空気感や、パワフルで綺麗なおねいさんが多いゲストヒロイン枠では珍しい"つばき"、
カスカベ防衛隊の友情、などなどこれまでのお約束から上手く外した隠れた名作。
いつもとは一味違ったクレしんが見たいときは迷わずコレ。
つばきはまじでかわいいし、主題歌もいいんだな~コレが。

13: 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃

-正義とは

<ざっくりどんな話?>

時空調整員「ミライマン」に連れていかれたのは"3分後の世界"。
そこでは怪獣が暴れており、倒さないとその光景は現実のものとなってしまう。
地球の未来を守るべく、戦う野原一家。

<見どころ>

シリーズ的には人気控えめだが、コンセプトは非常にわかりやすい。
どちらかというと一昔前の中編テレビスペシャルにありそうなノリで、様々なヒーローに変身する野原家を楽しめる。
Youtubeやtwitterなどで、慌ただしく朝の支度をするみさえの動画を見たことはないだろうか。
アレはこの映画の冒頭のシーンである。
近年クレしんのイメージとして定着した感動の長編大作を期待していると確かに肩透かしをくらう部分もあるかもしれないが、
軽い気持ちで見てみると意外と悪くない、そんな作品。

14: 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ!

-ホラー→サンバの直滑降

<ざっくりどんな話?>

春日部で噂される"そっくり人間が自分と入れ替わる"という都市伝説。
野原家の周りの人達も一人、また一人と様子がおかしくなっている。
事件のカギを握るのは"サンバ"。

<見どころ>

クレしん映画のお約束の一つである"ホラー描写"に最も力が入っている作品。
風間君のママのアレだよアレ。
日常が徐々に浸食されていく恐怖感は、いつもの平和でおバカなクレしんワールドあってのもの。
かと思いきやサンバってオイ、というあたりがやはりクレしん。
演出・表現の点では文句なしの1位かもしれない。
でもクレしん界のツンデレNo.1は風間くんだよ。そこは譲らない。

15: 嵐を呼ぶ!歌うケツだけ爆弾

-犬好きもミュージカル好きも

<ざっくりどんな話?>

ひろしの勤続15周年祝いに沖縄へ旅行に来ていたしんのすけは不思議な円盤を発見するが、
円盤が突如シロのおしりに嵌まって取れなくなってしまう。
円盤の正体は地球を消しとばすほどの威力を持つ、"ケツだけ星人"が開発した爆弾だった。
シロの命か、地球の未来か。究極の選択を迫られるしんのすけ。

<見どころ>

しんのすけの"家族"であり"友達"であるシロとの関係性が描かれた唯一の作品。
人類65億人(当時)と犬1匹、天秤にかけるのは果たして本当に簡単なのか。
みんなが助かるなら1人(1匹だが)を失うことになっても、それは小さな犠牲と言えるのか。
そんなシリーズの中でも一際重たいテーマで描かれる本作だが、
各所に盛り込まれた、敵組織"ひなげし歌劇団"のミュージカルシーンも必見。まーーーーじで必見。
野原家VS敵組織という構図が多いシリーズ内では珍しく、
上記"ひなげし歌劇団"に加えもう一勢力加わった、シロを巡る3つ巴の争いが繰り広げられるのもポイント。

16: ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者

-ダークファンタジー健在

<ざっくりどんな話?>

しんのすけがうっかり開いてしまったのは、人間界の侵略を企む悪の帝王率いる暗黒の世界への扉。
しんのすけの前に現れた謎の少年"マタ"曰く、しんのすけは伝説の"金の矛"に選ばれし勇者だという。
地球をお守りするため、しんのすけの大冒険が始まった。

<見どころ>

監督は初期クレしん映画を手掛けてきた本郷みつる。
シリーズ内ランキングでは最下位に位置する本作ではあるが、
ヘンダーランドを始めとする初期クレしん映画のダークファンタジーめいた展開には懐かしさを覚える。
裏を返せば、往年のファンには"焼き増し感"、近年のファンには"違和感"を与えてしまっているのが酷評の要因か。
そんなに固くならずに純粋な気持ちで見ようぜ。クレしんってそういうもんだし。
前作に続き作中にミュージカル描写があり、筆者はそのシーンがめちゃくちゃ好き。
あとゲストヒロイン、かわいいな。

17: オタケベ!カスカベ野生王国

-エコ、母子

<ざっくりどんな話?>

新町長の就任により、エコ活動が盛んになった春日部。
ふたば幼稚園でもごみ拾いが行われることとなるが、
しんのすけは最中怪しいドリンクを発見し、家に持ち帰るのだった。
うっかりそれを飲んでしまったひろしとみさえ。2人は徐々に動物のようになっていき…。

<見どころ>

動物ならではのギャグやアクション、可愛さが目を見張るだけでなく、
(昔のクレしんのゲームとかではよくあったな、こういうの。風間くんがロボットになったりしてなかった?)
クレしんの魅力である風刺や皮肉、そしてパロディが盛り込まれた本作。
いつもは味方のひろしやみさえが無力化してしまい、しんのすけが奮闘。
それに親たちが応えて活路を切り開いていく展開はどこかオトナ帝国を彷彿とさせる部分も。
今回一番活躍するのはみさえ。母は強し。

18: 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

-オラは死なない

<ざっくりどんな話?>

ある日突然しんのすけの前に現れた女性、"タミコ"。
彼女はタイムマシンでやってきた未来のしんのすけの花嫁だと名乗り、
未来のしんのすけを救うために5歳のしんのすけの力を借りにやってきたのだという。
タミコとしんのすけを救うべくカスカベ防衛隊は未来都市"ネオトキオ"へタイムトリップするのだった。

<見どころ>

原作者、臼井義人の没後最初の作品。
それでいてシリーズ初の未来を舞台に"未来の自分を救う"ことを目的に立ち上がったしんのすけ。
無粋かもしれないが、メッセージ性を感じずにいられない。
レギュラーメンバー面々の未来の姿(しんのすけのみ素顔は見られないが)が大きな見所。
タイムトリップしたのはカスカベ防衛隊のみのため、現代のひろしやみさえ達の出番がほぼ無いのも珍しいポイント。

19: 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦

-スパイは酸っぱい

<ざっくりどんな話?>

しんのすけの前に現れた謎の少女"レモン"はアクション仮面からのメッセージをしんのすけに伝える。
その内容は"正義のアクションスパイ"として活動し、アクション仮面と共に平和を守って欲しいというものだった。
レモンと共にスパイの訓練に臨むしんのすけに、とあるミッションが下される。

<見どころ>

ちょいちょい~~~!レモンて"暗黒タマタマ"に出てきた珠由良ブラザーズの三男(本名:きよし)と
名前被りしてるやないかい~~~~~~~!!!!
というのはさておき、本作もまた珍しい視点や構成で話が進んでいくのが見所。
レモンちゃんはしんのすけと殆ど歳の変わらない少女であり、しんのすけとの目線が近い。
大人と子供、親と子といったテーマに、しんのすけ以外の子供を切り口としていく作品でもある。
子供同士ならではの面白さやいじらしさをベースに、過去のクレしん映画のお約束もたっぷり。
あと、とある超々々有名な洋画のパロディシーンでクソ笑いました。

20: 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス

-やっぱり兄と妹

<ざっくりどんな話?>

些細なことでひまわりと喧嘩になってしまったしんのすけ。
"妹なんかいらない"というしんのすけの前に現れた謎の2人組から突如"ひまわりを預かる"と言われ、
勢いのまま2人に渡された紙ににサインをしてしまう。
それは"地球を守るため、野原ひまわりをヒマワリ星のプリンセスにする"という契約書だった。

<見どころ>

今ではすっかりいいお兄ちゃんになったしんのすけだって、まだ5歳。
"暗黒タマタマ"以来、ひまわりを主軸に据え兄と妹の関係性を描いた本作。
"タマタマ"然りだがひまわりの"妹"を強調しようとすると、ちょっとしんのすけが可哀想な立場になってしまうのはやむなし。
構図はシロとひまわりが入れ替わった"ケツだけ爆弾"と言えなくもないが、
ヒマワリ星人達は悪意がないどころか、むしろ地球やひまわりに対してとても好意的。
かつ、しんのすけが自分でひまわりを渡してしまったのが本作の問題点。
ともすればエゴ。それでもやっぱり、ひまわりは大事な妹なんです。

21: バカうまっ!B級グルメサバイバル

-見終わったら焼きそばを食べよう

<ざっくりどんな話?>

春日部で開催されている"B級グルメカーニバル"にどうしても行きたいカスカベ防衛隊は
パパやママに内緒で、子供たちだけで行くことを計画する。
その道中に知り合った女性、"しょうがの紅子"から"伝説のソース"をカーニバルへ届けることを頼まれる面々だったが、
ソースを狙う"A級グルメ機構"に狙われることとなってしまう。

<見どころ>

カスカベ防衛隊を前面に押し出した、子供たちだけでの大冒険。
"嵐を呼ぶジャングル"などでも壮大なスケールでの冒険は何度か経験している防衛隊だが、
"親に内緒で遠出しちゃおう"という何とも子供らしい手の平サイズな動機から始まることもあり、
肩の力を抜いて、しんのすけ達のドタバタを楽しめる作品と仕上がっている。
当時の(当時も、と言うべきか)人気声優が出演しているのも、アニメ好きには嬉しいポイントか。
主題歌はセカオワの「RPG」。これもまた良。

21: ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

-禁を破ったからこそ生まれた、近代クレしん金字塔

<ざっくりどんな話?>

ぎっくり腰のためマッサージに出かけたひろしだったが、帰ってきたのはロボットだった。
戸惑うみさえ、大喜びのしんのすけ。
戸惑いながらも徐々にロボットであることを受け入れつつあったみさえやひろし自身であったが…。

<見どころ>

近年の大ヒットが記憶に新しい(2014年は近年じゃないって?放送開始当初から見てる筋金入りとしては十分近年なんだよ)
クレしん映画史上において"禁じ手"とも言える手段を導入してきた、
これ以上泣ける映画はもう絶対に作れない、"ジョーカー"を切ったと言える本作。
わかりやすい導入から怒涛の展開へなだれ込み、禁断のラストシーンへ。
"絶対に泣かない"と覚悟を決めて視聴した筆者から嗚咽が漏れたことは言うまでもない。
人間マジで嗚咽が出ることあるんだね。しかもアニメで。
でも"たかがアニメ"じゃねーんだよな。ましてやこちとら上述の通り、クレしんと人生歩んできてんだから。
野原家の人生=俺の人生なんだよ。無理だろ泣かないとか。

23: オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃

-歴代1位更新!どっかで見たことあるぞこういうの!

<ざっくりどんな話?>

ふたば商事でとあるサボテンの実を取り扱うべく、メキシコへの異動を命じられたひろし。
春日部に別れを告げ、新天地での生活に臨む野原家だったが、
待ち受けていたのはただのサボテンではなかった…。

<見どころ>

第一作、"ハイグレ魔王"の興行収入を22年ぶりに塗り替えることとなった本作。
ポイントは今までありがちだった旅行ではなく"引っ越し"ということ。
春日部の皆との別れや、メキシコでの生活に馴染んでいく様子など、
どこを取っても他の作品では見られない要素ばかり。
騒動に巻き込まれるのも野原家(とメキシコの住民たち)のみで近年のクレしん映画では珍しい構成だが、
前述の真新しさとパニック映画テイストで物足りなさは感じず綺麗に纏まっている。

24: 爆睡!ユメミーワールド大突撃

-近代クレしんの中でも人気作、脚本:劇団ひとり

<ざっくりどんな話?>

ある日を境に夢の世界に迷い込むようになった春日部の住人達。
全てが思い通りの楽しい夢を見られていたのも束の間。
大人達は段々と悪夢にうなされるようになっていく。
時を同じくして、ふたば幼稚園に一人の少女が転入してきたのだった。

<見どころ>

ファンタジー全振り、ユメミーワールドという舞台装置がとにかく良い。
"ロボとーちゃん"と並び、近年のクレしん映画では高い支持率を誇る。
"黄金のスパイ大作戦"のレモンちゃんから最年少記録更新、
しんのすけ達の同級生となるゲストヒロイン、"サキちゃん"がめちゃくちゃかわいくて最高。
"友情"と"親子愛"の二部構成となっており贅沢な1本。

25: 襲来!!宇宙人シリリ

-25周年記念、ファンサービス満載ロードムービー

<ざっくりどんな話?>

ある夜、野原家に不時着したUFOから現れた宇宙人、"シリリ"。
彼が発する光線を浴びたひろしとみさえは、子供の姿になってしまうのだった。
2人を元に戻せるというシリリの父親を訪ねるため、野原家+シリリの日本縦断の旅が始まった。

<見どころ>

上述の通り、映画25周年を記念して過去作からのファンサービスを詰め込んだ、アニバーサリー的作品。
過去作全てを視聴した上で、どこに何が隠されているか探してみてほしい。
肝心の本編自体が疎かかと言うと、決してそんなことはない。
子供になったひろしとみさえは見て楽しいだけでなく、健在の家族愛はクレしん映画の鉄板。
"暗黒タマタマ"や"ヤキニクロード"のような"旅"感もまた乙である。
シリリの声優はクレヨンしんちゃん初登板の沢城みゆき。

26:爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~

-カスカベ防衛隊のアクション満載

<ざっくりどんな話?>

春日部の中華街"アイヤータウン"で伝説のカンフー"ぷにぷに拳"を習い始めたマサオ。
そこにカスカベ防衛隊の面々も加わり、共に修行に励んでいく一方
アイヤータウンでは一度食べたらヤミツキになる"ブラックパンダラーメン"がきっかけとなり事件が勃発。
街の平和を守るため、鍛え上げたカンフーで悪の組織に立ち向かうカスカベ防衛隊。

<見どころ>

アクションや戦闘のシーンはクレしん映画のお約束だが、
しんのすけ達が敵と(肉体的に)ぶつかり合う描写が描かれたのは、ほぼほぼ初となる。
構想自体は昔からあったものの、しんちゃん達が敵と殴り合う展開は違うだろうということで
長らくお蔵入りとなっていたそうな。
本作は"ぷにぷに拳"というおバカなカンフーによってその課題をクリア。
防衛隊の友情にも注目しつつ、衝撃のラストを見届けてほしい。

27:新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

-2代目しんちゃん初映画にして、初の"夫婦"がテーマの作品

<ざっくりどんな話?>

オーストラリアの激安新婚旅行ツアーに目を付けたみさえ。
「新婚旅行、行けてないし」という一押しもあり、家族みんなで新婚旅行へ出発した野原家だったが、
浮かれていられたのも束の間、待ち受けていたのはお宝を巡るひろし争奪戦だった。

<見どころ>

"声変わりしてからクレしん見てないよ"とかいうヤツ。まぁ騙されたと思って。
"一家の父と母"である前に"一組の夫婦"であるひろしとみさえに初めてスポットが当たった作品。
しんのすけ・ひまわりは今回はやや子供らしい立ち位置に落ち着き、
ひろしを、そして夫婦の絆を取り戻すためのみさえの奮闘により物語が進んでいく。
一方のギャグパートも実にキレッキレで、クレしんは変わらないのだと教えてくれる。
矢島晶子さん、本当にお疲れ様でした。

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いかがでしたか?クレヨンしんちゃんの魅力を少しでも感じていただけたら幸いです。
今後ともジャスミンシステム改め、弊社「クレヨンしんちゃん」をよろしくお願い致します。

-と話し終えた頃には、会場は拍手喝采。
CEO改めCCOの佐野氏のプレゼンはその場にいた報道陣の心を鷲掴みにしたのだった。
明日の朝刊の一面は決まったといっても過言ではない。
佐野氏はやはり、我々取材班が見込んだ通りの人物のようだ。
我々はこれからも密着取材を続け、ジャスミンシステム改めクレヨンしんちゃんの魅力を、余すことなくお伝えしていく所存である。

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